台湾最大級の宗教テーマパーク「五年千歲公園」
- TASAINA TAIWAN
- 6 日前
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今回は、台湾最大級の宗教テーマパーク「五年千歲公園」をおすすめします。
五年千歲公園は、台湾中南部の雲林県の褒忠郷にあります。褒忠郷は、農業が盛んな地域であり、ニンニクやピーナツの産地として有名です。公園は、褒忠郷民の信仰対象となる「馬鳴山鎮安宮」というお寺に属しています。馬鳴山鎮安宮は、1662年に建てられ、主神の「五年千歲」という神様や身分が高い神様「玉皇大帝」を祀るほか、日本和歌山県から持ち込まれた観音菩薩を祀っています。主神の「五年千歲」は、「12瘟王」、「千歲爺」とも呼ばれ、一人の神様ではなく、12名の神様たちです。地域の疫病や平和のため、12瘟王は身分が高い神様「玉皇大帝」によって人の世に遣わされています。360年以上の歴史がある馬鳴山鎮安宮は、商売繁盛や家庭円満、無病息災などの利益があるお寺で、一年中参拝者が絶えません。境内には、1977年に岐阜県長「蒔田浩」が贈った「鎮国安民」という扁額が見られます。


五年千歲公園の前身は、中華民国の旧大統領「蒋介石」を記念するため、建設された「中正公園」でした。その後、馬鳴山鎮安宮が中正公園を整備してから台湾最大級の宗教テーマパーク「五年千歲公園」として一般に開放しました。敷地面積は約2ヘクタールあり、一回りは約一時間半です。園内には、石の穴や吊り橋、滝、展望台、休憩所などの施設が設けられ、それぞれ魅力があります。園内の道が複雑ですから、来訪者のため、入口で園内の地図を用意しています。地図を見ても進む道が見つからない場合もありますが、歩けば歩くほど迷宮に来たような感覚に陥り、わくわくするでしょう。ですから、「五年千歲公園」は、褒忠の住民はもちろん、台湾中南部からの参拝者にも人気があります。近年、この迷宮のような感じが口コミで広まり、五年千歲公園が注目されるようになりました。



園区に入る前には案内図があり、順路に従い73番まで番号が振られています。見所は31箇所があり、大抵が歩きやすいですが、展望台(19番)と馬龍山(43番)、摩天大橋(60番)三つの見所は、登ったり下ったりする必要があります。


鍾乳洞を真似て建設された群仙洞(11番)は、入口が低いですから、頭をぶつけないように気をつけてください。大きい椎茸のような霊芝亭(21番)は、インスタ映えするスポットとして人気があります。馬龍山(43番)はサンゴ礁で積み重ねられた小さい山です。山頂にある龍の頭、龍の尾と馬の体を組み合わせた銅製の縁起物「馬龍」は、迫力があるので、多くの人がここで写真を撮ります。




樹巷(51番)から断崖亭(57番)までは、比較的歩きやすいエリアと言われています。このエリアを通過していくと途中で、望月亭(53番)があります。ここで一休みしながら、周辺の景色が一望できるので、お見逃しなく。



園区のランドマークと言えば、真ん中にある摩天大橋(60番)でしょう。摩天大橋は、虹の橋とも呼ばれ、高さがビルの三階分ぐらいあります。橋の上は、眺めがとてもいいですが、傾斜が険しいので気をつけて下さい。摩天大橋から10分ぐらい歩いて行くと、九竜船トンネル(71番)に着きます。



九竜船トンネルにある木製の階段を上がると、「五年千歲」の12名の神様のうち3名だけがそこに祀られています。九竜船トンネルを抜けると、出口の目印(72)が見えます。



アクセスについてです。まず台湾新幹線「高鉄」に乗り、雲林駅で降ります。それから7102番の台西客運というバスに乗り換え、虎尾停留所で降ります。そこで、7110番の台西客運に乗り換えれば、五年千歲公園に行くことができます。バスの本数が少ないので、レンタカーまたはタクシーを利用するのが一般的です。
台湾の魅力は、大都市だけではなく、田舎にも溢れています。近年、話題の迷宮スポットになっている五年千歲公園は、台湾に来たら、ぜひ、旅のリストに入れて訪れてみてください。

ちなみに、五年千歲公園から車で10分ぐらいで「テレサテンの出身地の文化園区」というスポットがあります。テレサテンは、誰もが知るアジアの歌姫ですが、6歳までここで育てられました。園区には、テレサテンの実家や記念文物館、褒忠郷に関する文化館などの施設が設けられています。時間が許すなら、ここに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



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参考:
1.五年千歳公園
雲林県褒忠郷馬鳴山鎮安路31号
開放時間:8:30-17:00(SUMMER)
8:30-17:00(WINTER)
2.テレサテン出身地文化園区
雲林県褒忠郷頂田路37号
一貫道の道場「天台山」
枋寮のビストロ「椰們」
台湾の小京都
「嘉義檜意森活村」
台湾原住民文化園区
大鵬湾国家風景区

「五年千歲公園」(NEW )
台湾最大級の宗教テーマパーク
このテーマパークは歴史の含意と游びの楽しみがあり、特に文章の中で三つの日本と連結する部分を言及して、この三つの部分(以下)は日本の観光客がここに来て参観して、それによって台日交流に関する歴史を回想する価値があります。
1.日本和歌山県から持ち込まれた観音菩薩。
2.1977年に岐阜県長「蒔田浩」が贈った「鎮国安民」という扁額。
3.テレサテンの出身地の文化園区」というスポット。