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台湾と日本の縁を結ぶお寺「紅毛港保安堂」



 

宗教の自由が認められている台湾では様々な宗教があります。例えば、仏教や道教、カトリック教、日本神道などの宗教です。一般には、一つのお寺で異なる神様を祀ることが特徴です。今回は、安倍元首相の銅像が建てられたことで注目される台湾のお寺「紅毛港保安堂」をご紹介します。




  

紅毛港保安堂は元々、高雄小港区にある「紅毛港」という集落にありました。ここで臨海工業エリアが建設されたため、紅毛港の住民は小港区や鳳山区などのエリアへ引っ越しせざるをえなかった。今の紅毛港保安堂は高雄の鳳山区にあり、2013年に建てられた新しい本堂です。




  

紅毛港保安堂には地蔵菩薩と福徳正神(土地公とも呼ばれ、地元の守護神)が祀られているほか、神様になった海府大元帥、郭府千歳、宗府千歳が祀られています。そのほか、ここでしか見られない日本神艦が祀られています。境内には日本人の神様「海府大元帥」がいるので、近年日本から参拝しに来た人は少なくありません。




 

海府大元帥は、太平洋戦争中に撃沈された38番軍艦の艦長「高田又男」氏のことです。

  1945年に、紅毛港にある漁民は、漁の網に引っ掛かった頭蓋骨を草屋で祀ったことがありました。その後、高田艦長は夢枕のシャーマンを通して、その頭蓋骨は自分のであり、38番軍艦の艦長だったことを紅毛港の住民に伝えました。太平洋戦争の時、38番軍艦が敵方のアメリカによって撃沈され、艦長以下の全員145名の乗組員が死んだと言われていました。紅毛港の住民は、高田艦長が神様となっていることを信じているので、紅毛港保安堂を建て、高田艦長を神様「海府大元帥」として祀り、さらに38番軍艦の模型を作って神艦として祀っています。




 

2018年に、紅毛港保安堂は「海府大元帥」の指示によって、死んだ145人の英霊を迎える儀式が行われ、かれらは本堂に供養されています。お寺の責任者によると「145名の英霊が日本への帰郷がかなうその日まで、力を入れ続けていきます」とのことでした。





2022年には、紅毛港保安堂はお寺の庭園に安倍元首相の銅像が建てられ、台座に「台湾の永遠の友」と書かれました。その事が多くの日本人に感動を呼んだので、日本人の参拝者が絶えません。ここに参拝しに来た日本首長や議員もいたんです。


紅毛港保安堂は台湾のお寺と日本神社のお寺文化を融合させた独特なお寺です。台湾のお寺にある立派な天井、詩文、縁起物の彫刻や神様が走る道「御路」、台湾おみくじに使う三日月形の神器「筊杯」がここで見られます。日本神社を代表するしめや神輿銭箱だけでなく、旭日旗、富士山の壁や皇室の印「菊」も見ることができます。そんな台日お寺文化を兼ねた紅毛港保安堂には、ここでしか見られないものがたくさんあります。





  お寺の責任者によると、紅毛港保安宮は日本政府に認定されたお寺です。日本からの参拝者はもちろん、異なる宗教を信仰する人も歓迎しています。ここには台湾人と日本人のボランティアがいるので、参拝の方法を丁寧に教えてくれます。または、お寺にはカラオケ設備が設けられているので、時間が許すなら、ご利用ください。





ちなみに、台湾のお寺に向かって立つと、門が三つ見えます。右側の「龍門」から入って、左側の「虎門」から出るのが、一般的です。この流れは「開運厄除け」という意味があります。真ん中にある門は、神様が通られる「御路」なので、人間が使ってはいけません。ここにきたら、ご注意ください。




 


参考:

一、紅毛港保安堂

時間:9:00 -21:00

電話:07-7966198

住所:高雄市鳳山區國慶七街132號

 

二、交通のアクセス

1.台鉄の高雄駅からタクシーで15分

2.台鉄の高雄駅の前にあるバス停で

「69番」バスに乗り、國慶六街駅を

降り、徒歩3分

3.高雄MRTで「前鎮高中駅」を降り

「紅11番」バスに乗り換え、國慶六

街駅を降り、徒歩3分

4.高雄MRTで「草衙駅」を降り、徒

歩20分

 

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