ピカピカと光を放つ蛍を見ると、誰でも心が躍るでしょう。
台湾では初夏にいくつかの「蛍祭り」が盛大に開催されます。今回は「那瑪夏の蛍祭り」をご紹介します。
那瑪夏は、高雄東北部の標高500M以上の山奥にあり、「布農族(ブヌン族)」と「卡那卡那富族(カナカナフゥ族)」という二つ原住民の集落です。ここでは、きれいな空気や豊かな自然などの蛍に適する生息環境で、毎年3月から4月かけて蛍祭りが行われます。
蛍祭りは、蛍を堪能するための「五つの歩道」が設けられいます。ここでは、「達卡努瓦賞蛍歩道」をおすすめします。その歩道の入り口は、達卡努瓦派出所の側にあります。歩道に沿って多くの蛍が見られ、異世界に来たようです。光り輝くの蛍を見た瞬間、心が癒されるでしょう。
蛍祭りは、原住民グルメの屋台が同時に開催されるので、美味しいものをぜひ食べてみてください。例えば、焼きイノシシ、焼き魚、ソーセージ、竹ご飯、「愛玉」というゼリーなどの原住民グルメは、観光客に人気があります。
また、那瑪夏は桃の原産地として有名なんです。原産地の桃を食べてみたら、その美味しさは、たまらないですよ。値段は数量によって異なるので、買うなら事前にご確認ください。
さらに毎週の土曜日に開催される蛍祭りの踊りショーで「八部合音」を聞くことができます。世界で唯一の「八部合音(豊作を祈る歌)」という独特な合唱法は、布農族(ブヌン族)の集落でしか聞けないものです。
また、達卡努瓦という集落では、狩猟、弓取り、豊年祭など原住民文化の壁画が見られますよ。
毎年、多くの観光客や写真家が魅了されている「那瑪夏の蛍祭り」は、台湾の高雄にきたら、 時間を作って、体験してみてください。
ちなみに、 高雄市内からバスで約2時間で那瑪夏に辿り着けますが、その中継地としての「甲仙」は観光客にも大人気です。甲仙と言えば、タロイモとタケノコです。「タロイモの古里」と呼ばれる甲仙では、様々なタロイモ料理が満喫できるほか、タロイモで作られたお菓子や酒はお土産にもぴったりです。
ここでは、文化路商店街にある「仙香飲食店」という老舗をおすすめします。2022年~2023年連続二年ミシュラン一つ星を取った「仙香飲食店」には、手頃な価格でローカル料理が味わえるので、外さないでください。
そのほか、インスタスポット「猫巷(猫の路地裏)」も魅力満載です。 猫巷は、甲仙郵便局の横にあります。路地裏に家の壁や路面など所に色とりどりの猫の絵が描かれていて、その上には傘で作られたカラフルな屋根がある見所です。 猫巷は約100メートルと短いですが、面白いので、多くの観光客がここに立ち寄ってから「那瑪夏」へ向かいます。
甲仙と那瑪夏山の中にある二つの町は、高雄都心からの日帰り旅にぴったりの場所です。時間が許すなら、ぜひ足を運んでみて下さい。
参考:
1.那瑪夏蛍祭り
2.仙香飲食店
高雄市甲仙區文化路75-1號
3.猫巷(猫の路地裏)
高雄市甲仙區林森路40巷
甲仙郵便局の横にあります
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