心も体もリラックスができる台湾温泉は、多くの外国人観光客を魅了してきました。
台湾は日本と同じ、太平洋の火山帯に位置しているので、一年を通して温泉が楽しめます。現在、百以上の温泉地が発見され、種類もいろいろです。
台湾の温泉は、ドイツ人によって発見されましたが、その後、日本人によって台湾全土で開発されました。台湾には日本統治時代に開発された「四大名湯」があります。それは「陽明山、北投、関仔嶺、四重渓」であり、今でも台湾人にも観光客にも人気があります。
今回は、緑豊な山に囲まれている温泉地「泰安温泉」をおすすめします。
泰安は、台湾中部の苗栗の山にあり、「タイヤル族」という原住民の集落です。日本統治時代に開発された秘湯「泰安温泉」は、「上島温泉」と呼ばれ、警察とその家族の「湯治療養所」として利用されていました。国民党時代に入ると、上島温泉は、「泰安温泉」と改名されました。その療養所は今でも、「警光山荘」という警察とその家族の温泉地になっています。一般の方は入れませんが、周りには一般の方が入れるホテルや民宿があります。
泰安温泉の泉質は、弱アルカリ性炭酸水素泉に属し、温度は47℃ほどです。無臭透明で、入浴後肌が滑らかでツルツルになるので、「美人の湯」とも呼ばれています。
現在、泰安温泉地には、野外温泉のほか、民宿と高級ホテルでもゆっくり温泉浴が楽しめます。泰安では、温泉だけでなく、大自然の魅力が堪能できる見所もたくさんあります。
泰安にきたら、まず、泰安ならではの見所に行って散策してみてはいかがでしょうか。そのあと、ゆっくり宿泊地の温泉で旅の疲れを癒すことをおすすめします。泰安の見所といえば、「汶水渓」という川沿いにある山地、滝、吊橋、リゾート用の歩道などのスポットです。
泰安医療ステーションに面する道に沿って、約5分歩くと、泰安温泉のランドマーク「龍安橋」という橋に着きます。
龍安橋の両側の景色はそれぞれの魅力があります。龍安橋の左側から遠くに「虎山」が眺められ、汶水渓の渓流と壮大な山々を組み合わせた絶景が楽しめます。龍安橋の左側から「龍山吊橋」が見られます。龍山吊橋は、龍安橋がまだ建設されていなかったとき、地元の人々にとって汶水渓を渡る唯一のアクセス方法だったそうです。
時間が許すなら、有名な「泰安冬瓜山リゾート歩道」を訪れてみてください。歩道の長さは1.6キロメートルだけですが、階段がありますので、往復は三時間が必要です。歩道の突き当りに「千年の神木」を見ることができるので、ここに訪れる人は少なくありません。冬瓜山歩道の入り口は、龍安橋を渡っていくと、左側の駐車場の横です。
泰安温泉には、安い民宿から高級ホテルまでたくさんの宿泊施設があります。私は人気がある「日出温泉リゾートホテル」をおすすめします。
ホテルの名の「日出」は、天と地を尊敬し、天からの恩恵という意味があります。ホテルは、素敵なバリ風のインテリアで、落ち着いた雰囲気が漂っています。露天風呂とスパ施設のほか、部屋のベランダには、大理石の浴槽が設けられています。お客様は、それぞれの温泉に浸かりながら山の絶景が楽しめ、気持ちがよくなるでしょう。また、スタッフの接客や旬の食材で作られた料理などのおもてなしも評判がいいです。
泉質がよく気楽に入浴できる泰安温泉を、台湾に来たら、体験してみてはいかがでしょうか。ちなみに、台湾の温泉は水着着用が基本的なので、忘れないように、ご持参ください。
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参考:
一.日出温泉リゾートホテル
苗栗縣泰安鄉錦水村橫龍山34號
台湾温泉
台湾のフルーツ
パイナップルhttps://reurl.cc/801Nmg
ライチ(荔枝)https://reurl.cc/70N25Q
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