
台湾本島の西部に面する台湾海峡にある浮かぶ美しいい島々は「澎湖(ポンフー)」と呼ばれています。そこは、台湾本島と異なる魅力や便利な交通で有名な離島の観光地として知られています。
現在、台湾本島からポンフーまでのアクセスは、飛行機と船舶の二種類があります。今回は台湾南部の高雄と離島のポンフーを結ぶ最新のフェリー「澎湖輪(ポンフールン)」をご紹介させていただきます。


約二年がかかって建造された澎湖輪は、今年(2023)の9月16日に就航した新しいフェリーです。全長は120メートル、幅は21メートル、総トン数は約9980トンで迫力があります。また旅客定員数は600名で、車両載台数はバス4台と自動車82台です。

澎湖輪は「台湾航業会社」という民間企業が運航しています。このフェリーは、お客の移動だけでなく、貨物の運送などの目的にも利用されています。「TAIWAN HI」というキャッチコピーを取り入れ、台湾離島の澎湖観光を推進しています。内装は、海の砂や海を象徴する「白、青、濃い青」の三色を多用したおしゃれなデザインが特徴です。


このフェリーは台湾で「鳴日號」という有名な電車のデザイナー「邱栢文(Jonny Chiu)」氏によって設計されました。フェリーの本体は、日本の会社、日本内海造船会社と日本長崎船舶整備株式会社の二社によって建造されました。


現在、客席はエコノミークラスにあたる「經濟艙」とビジネスクラスにあたる「商務艙」の二種類があります。寝室は、4人用ビジネスクラスのルーム「頭等艙」、障害者も利用できる2人用と4人用のファーストクラスルーム「特等艙」、2人用のVIPルーム「貴賓室」、4人用のコノミークラスルーム「臥鋪艙」の四種類があります。値段はグレードによって違います。一番安いのは、座席のみのエコノミークラス「經濟艙(大人860元・片道)」で、一番高いのは、VIPルーム「貴賓室(2人用部屋6000元・片道)」で、予算に合わせて選べます。




船内には、座席と寝室のほか、レストランやカフェー、ゲーム室、売店、喫煙室、ラウンジなどの場所が設けられています。また、WIFIもシャワー室も無料で使えますが、石鹸やタオルなどのものは自分で用意する必要があります。



チケットは、ネットと電話で28日前から2時間前まで予約できます。また、当日現場の受付でも買えます。ネットと電話で予約した場合は、事前に受付又は発券機械でチケットがもらえます。乗り込み口はチケットの売り場の反対側にあります。飛行機と同じく、乗船前の検査も必要です。


フェリーに入るとロビーに着きます。ロビーは明るくて豪華です。階段の壁にかかっている大きな写真は見る価値があります。それは、シャチのような澎湖輪の船頭です。とても目立つので、多くの乗船客がここにきて写真を撮ります。

レストランに入ってみたら、まるで高級なホテルのレストランにいるような感じですよ。特に海に面する席は座り心地がいいです。ここで食事をしながら海の景色が眺められ、最高な気分が楽しめますよ。
現時点では、レストランで弁当しか提供していないので、ご利用の場合は、売店で食事券を買ってください。また、売店では、台湾定番のカップヌードルやお菓子などが売っているから、ぜひ食べてみてください。



食事した後、明るい甲板へ移動して、椅子に腰掛けたまま海風に吹かれてのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。もし、海風が強いなら、カフェに行くことをおすすめします。そこでは、台湾で有名な「露易莎(ルイ-ザ)」というコーヒーのチェーン店のデザートも提供されています。




台湾南部の高雄から澎湖(ポンフー)に向けたフェリーの運航所要時間は4時間半ですが、あという間にポンフーの港「馬公港」に着きます。澎湖輪は、とても大きな船なので、大きい揺れがなく、船内でも甲板でも快適に過ごせます。台湾離島の澎湖(ポンフー)に行く場合は、ぜひ一度ご利用ください。
参考:
澎湖輪
1.チケット予約
2.高雄ターミナル:
高雄市鼓山區捷興一街五號
電話:+886-75615313
3.澎湖ターミナル:
澎湖縣馬公市臨海路36-1號
電話:+886-69264087
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