海に囲まれている台湾離島「ポンフー」では、時期によって色んな種類の新鮮な魚介類が食べられます。
ポンフーは、台湾本島の南西部に位置する離島です。ポンフーといえば、「海の幸」です。ポンフーの海域は寒暖流の分界線にあるので、漁業が盛んに行われています。降雨量も少なく、海の塩分の含有量が高いので、ポンフーの近海の魚介類は台湾本島海域の魚介類より美味しいと言われます。
今回は離島の「ポンフー魚市場」をご紹介させていただきます。
ポンフー魚市場は、ポンフーの最大の港「馬公港」の中の第三の港に位置しています。そこには、活気のある朝市があります。魅力に溢れているので、地元の人はもちろん観光客もここに訪れます。
敷地内は、競りの所や卸売などエリアがあります。営業時間は午前3時から~8時まで開いています。時期によって捕獲された魚介類の種類が変わります。ここでは、たくさんの鮮魚が見れられるので、まるで小さな水族館に来たような感じです。そして、ポンフー魚市場は広すぎないので、海鮮を買わない人も気楽にまわれます。
朝4時から賑わっている競りの所は、のぞくことはできますが、買うのは販売業者しかできません。そして、ここでならではの競り方法は、一見の価値があります。台湾本島では声をかけた値段で競りをしますが、ここでは伝統的に紙に書いた値段で競りをします。
競りの所で競売された魚介類は、横にある卸売の魚市場へ持って行かれて、すぐに販売されます。現在、魚市場にある卸売業の数は、約100店舗があります。魚市場では、その他養殖の魚介類と乾物なども売られています。店の棚にのせられた魚介類は、名前がわからなくても、どれも新鮮で安くて、一般の方でも買うことができます。また、お客様の希望の通りに、魚をさばいてくれます。さらに、料理の方法もやさしく教えてくれます。
普通の伝統的な市場でよく使われる重量単位は一斤600グラムです。ポンフー魚市場で使われる重量単位は一キロ1000グラムです。差が400グラムもあり、量が多く、その上卸値で買えるので、多くの観光客がここで魚を買ってから、台湾本島へ発送します。ここで買ったものは一緒に発送できますが、送料は300元で、重さは20キロ限定です。お買い得なため、ポンフー魚市場に訪れて、新鮮な魚類を買うことが、観光客の間で近年ブームになっています。
ポンフーで冬場の魚介類といえば、「土魠」と呼ばれる「鰆」です。冬の旬の土魠は「お正月の魚」とも言われ、肥えていて美味しいため、高級魚として大人気です。
また、ポンフーの海域のサンゴ礁で捕獲された「角螺」と言われる野生のホラ貝は、茹でるとカリカリとした食感でとてもおいしいです。角螺をたまねぎと炒めれば、ご飯にも合います。
その他に、「大明蝦」という車エビや「三点カニ」というカニ、「玳瑁石斑」というモヨウハタなどのポンフーの代表的な海の幸がおすすめです。とても新鮮なので、見ているだけで美味しそうです。
ちなみに、ポンフーには「魚金魚土」という言葉があります。それは、「魚の価値は鮮度次第で、鮮度がなくなったら価値がない、泥のようなものだ」という意味です。
ポンフーが誇るポンフー魚市場は、海の幸に直接触れられるところが見所です。ポンフーに来たら、ぜひ時間を作って訪れてみてください。また、ポンフー魚市場では午前5:30から人が増えてくるので、行く場合は、早めに足を運んでください。
参考:
ポンフー魚市場
営業時間:午前3:00~午前8:00
澎湖県馬公市新生路158号
(許可なく転載することを禁じます)
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