今回は、台湾南部の高雄にある「柴山阿朗壹(アランイ)古道」を紹介したいと思います。
「柴山」は「寿山」とも呼ばれ、高雄の西南部にある海に面する山です。高さは約365メートルがあり、台北101とほぼ同じです。なぜ「柴山」と呼ばれているのでしょうか。それは、オランダ時代に地元の原住民がここにある数多くの薪を当時の政治中心であった「熱蘭遮城」へ運んで行ったので、柴山と名付けられました。
その後、日本統治時代にが台湾の高雄を訪れた時、総督府が「柴山」の下にを建設し、裕仁皇太子殿下を招待しました。その日が、裕仁皇太子殿下の誕生日に当たったので、迎賓館は寿山館と名付けられ、同時に「柴山」は「寿山」と名前を変えました。ですから「柴山」は「寿山」とも呼ばれています。
「寿山」は、日本統治時代から軍事地として知られています。第二次世界大戦以後、国民政府により一部分の寿山が「寿山」され、国家自然公園として使用されています。園内には、動物園の他、豊富な奇岩、峽谷などの自然の絶景があり、休み日には一日14000人も訪れています。
今回は、おすすめしたいのは、寿山国家自然公園にある「柴山阿朗壹(アランイ)古道」です。
阿朗壹(アランイ)古道の入口は、園内にある中山大学の文学院のスクーター駐車場の傍にあります。MRTのオレンジラインの西子湾駅で1番のシャトルバスに乗り換え、すぐ中山大学の文学院に着きます。または、台鉄の鼓山駅でタクシーに乗り換えても行けます。
阿朗壹(アランイ)古道は、長さ3.7キロメートルほどの海岸線の古道です。歩き切るには四時間が必要です。岩礁と砂浜海岸の見事な融合歩道と魅力的なスポットが満喫できるので、多くの人が訪れるようになりました。
古道に沿って数えきれないほどのサンゴ礁の奇岩がいっぱいあります。安全のため、手袋、杖、丈夫な靴などをご用意ください。また、ベストなタイミングは干潮の時になります。
少し歩いていくと、「サボテン・トーチカ」といスポットに着けます。地形と地層移動の影響を受けたので、もともと山上に設けられたトーチカは山の下に落ちてしまった。しかし、たまたまここに植えられたサボテンと組み合わさって、独特な風景になっています。歩くときは、サボテンに刺されないように、気をつけてくださいね。
トーチカの上に登って、風に吹かれながら台湾海峡が一望できるので、多くのカップルが訪れています。
次のスポットは「恋人砂浜」です。疲れたら、綺麗な砂浜海岸で一休みましょう。海の声を聴きながら、心を落ち着かせてみてはいかがでしょうか。
古道を歩きながら、夕日が沈んでいく美しい風景を堪能して、最高の気分が味わえます。
近年、マスコミの報道により柴山阿朗壹(アランイ)古道は、一躍人気がある観光歩道になっています。興味のある方は、できるだけ平日を利用して遊んでみて下さい。また、安全のため、事前に寿山国家自然公園のサービスセンターでガイドのサービスをご申請ください。
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