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高雄左営孔子廟と文武聖殿

更新日:2024年6月5日


 台湾では、儒教の始祖「孔子」という学問の神様を祀る風習があります。




なぜかと言うと、台湾人が教育と学歴をとても大切にしますからです。特に受験シーズンの前に、学問の神様「孔子」を祀る廟「孔子廟」と「文武聖殿」で試験合格の祈願が行われます。近年コロナでネットでも祈願が参加できるそうです。


 今回は、高雄にある「左営孔子廟」と「文武聖殿」を紹介したいと思います。

 

左営孔子廟は、台湾の有名なパワースポット「龍虎塔」の近くに位置し、清の時代に建てられました。日本時代に学校として使われていましたが、第二次世界大戦後国民政府が孔子の故郷の山東曲阜孔子廟を真似て再建しました。現在、台湾では最も大きい孔子廟として知られています。




中に入ると静かで穏やかな空間が広がっています。ここで、受験の合格祈願以外、孔子廟の歴史や儒教に関する文物が見学できます。また、敷地内の宮殿のような建築物も一見の価値があります。特に毎年の9月28日に孔子の生誕日に「先生の日」として「祭孔大典」と呼ばれる儀式が盛大に行われます。子供たちによるレベル最も高い伝統的な舞踊「八佾舞」が奉納され、多くの観光客が魅了されています。



 見学や祈願は無料なので、龍虎塔に来たら、ぜひ足を運んでください。





 次は、文武聖殿をご紹介いたします。

文武聖殿は高雄MRTオレンジラインで塩埕駅の二番出口から徒歩で十分ぐらいで行けます。五階建ての道教の聖地「文武聖殿」は、百年以上の歴史があり、一年を通して参拝者が絶えません。ここでは、主に正義の神様関羽の「聖帝君」や学問の神様「孔子」「文昌君」など願いことを叶えてくれる道教の神様が祀られています。





 三階にある「大成殿」では毎年、試験合格の恒例の祈願以外、学業成就のため、一般の学生にも祈願することで開放されています。



 参拝方法は、まず一階の「供応部」という「販売部」で神様に祈願する「金紙」という黄色のお札のような紙を買った後、三階にある大成殿に向かいます。それから、祈願する金紙と祈願カードに自分の名や住所、祈願内容などを書いておきます。次は火をつけた五本線香を両手で持ち、神様に自分の名、生年月日、お願い事を告げてから線香を挿します。祈願カードを外の柱に結びつけます。参拝順番の看板の通りに参拝すればいいです。昔は神様に金紙をあげるために燃やしていましたが、今は環境を考慮するため一階にあるオレンジの箱に入れてください。






台湾の独特な祈願文化は、日本語で参拝しても神様が聞いてくれます。興味がある方は体験してみてはいかがでしょうか。






(許可なく転載することを禁じます) 


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