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歴史に触れるスポット「台南赤崁樓」

更新日:2024年6月5日





「台湾の京都」と呼ばれる台南は、歴史に触れるスポットとして知られています。今回は台湾南部の台南にある観光名所「赤崁樓」をおすすめします。



赤崁樓は、新幹線の台南駅から台湾好行というバスで行けます。国の古跡に認定された赤崁樓は、昔に「普羅民西城」と呼ばれ、17世紀にオランダ人によって建てられた要塞です。その後、明朝の鄭成功がオランダ人を追い出し、「赤崁樓」と改名しました。



花瓶の門は「平安」という意味があります。うさぎは「子孫繁栄」を象徴する縁起物とされています。


清の時代に入ると、反乱や地震などで崩壊された赤崁樓を立て直し、お寺や書院を建設しました。日本統治時代に病院として使用されていましたが、戦後台湾の主権を国民政府により取り戻してから、鉄筋コンクリート構造に変わりました。長い歳月を経っても、昔ながらの風貌が保存されています。




亀に似ている「贔屓(ひいき)」という石亀は「長寿」と「吉祥」の象徴とされています。


赤崁樓で最も目を引くものは、敷地の中央に位置する九枚の石碑です。清の時代に中国から運んできた石碑には、よい功績を残した人へ文言が書かれています。じっくり見れば、その中の一枚の石碑は割れています。ガイドさんによると運送の途中で不注意で破損したそうです。また、オランダ風と中国風の建物を融合して建てられたので、建築美を見に訪れる価値があるでしょう。






現在、ここでは水曜日から日曜日までの夜、コンサートを開催します。時間が許すなら、ぜひお楽しみください。






また、「食の都」と呼ばれる台南に来たら、ご当地ならではのグルメを食べないと台南に来たことと言えないでしょう。赤崁樓の傍にある清の時代に創業された百年老舗「度小月」の定番グルメ「擔仔麺」は、地元の人だけでなく、観光客にも人気があります。





赤崁樓から徒歩10分で着ける「永楽市場」という伝統的な市場の庶民的グルメは、選択肢が多く、手ごろな価格で味わえます。特に2021年にミシュラン一つ星を獲得した「一味品」という老舗をおすすめします。メニューは潰した古米やシイタケ、豚肉など食材を一緒に蒸した「碗糕」と魚のすり身で作られたつみれスープ「魚羹」二つだけですが、安くて美味しく食べられ、いつも並んでいます。



交通の便がよく一年を通して観光客が絶えない赤崁樓は、台南に訪れたら、ぜひ足を運んでください。





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