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台湾発祥の港町「台南安平」

更新日:2024年8月22日






 台湾の西南部海岸にある台南は、「歴史と食の都」として知られています。最初に大航海時代にオランダ人がここに上陸してから、現在の政府までの政権を経てきたので、貴重な文化遺産がたくさんあります。


 今回は、「レトロ」と「グルメ」が共存する「台南安平」を紹介したいと思います。


台南安平が台鉄で台南駅で降り、台湾好行というバスに乗り換えれば、30分ほどで行けます。または、台南市中心からタクシーで約10分で着きます。





  台南安平には、400年近くに渡るオランダ城「安平古堡」、台湾で最も古いイギリス商社「徳記洋行」、ガジュマルの木に飲み込まれた独特な木の家「樹屋」、ご当地のグルメの老舗が並んでいる商店街「安平老街」などスポットが満喫できるので、一年を通して観光客が絶えません。




 

最も有名なのは「安平古堡」です。安平古堡は17世紀に「熱蘭遮城」と呼ばれていました。オランダ人に建てられた「熱蘭遮城」は、政治と貿易の中心でした。三階建ての立派な建物で主に内城と外城に分けられていました。その後、明朝の鄭成功がオランダ人を追い出し、「安平城」と改名しました。清の時代に入ると英仏の連合国に負けたことにより、安平が開港され、政治中心も北部の府城に移り、安平城は廃墟となってしまいました。






日本統治時代に安平城は「オランダ城」と呼ばれ、その荒れた城を修復したが、第二次世界大戦以後、台湾の主権を国民政府が取り戻し、「安平古堡」と改称されました。現在国家レベルの古跡に指定されている安平古堡は超人気の観光スポットになっています。敷地内には、展望台や砲台や博物館などの見所のほか、オランダ時代から一部分残る古い外城のレンガの壁も訪れる価値があります。





  また、安平古堡の隣にあり、徒歩3分で行ける「安平老街」というレトロな街のグルメやお土産もおすすめします。例えば、エビのすり身に野菜や肉を合わせて揚げた「蝦捲」、新鮮なカキや野菜や卵などで作られた「カキオムレツ」、百年の老舗「永泰興」のフルーツ砂糖漬け-「蜜餞」などのグルメを食べないと台南安平にきた事と言えないでしょう。





清の時代に「安平」が開航された後、外国の商人がここで商社を開設し続けました。今も現存するイギリス商社「徳記洋行」はアーチの白い建物で当時の家具や模型などの歴史資料が見学できます。それ以外、昔「徳記洋行」に利用された倉庫が、イギリス商社の撤退により廃墟となりました。そして長い時間を経て、徳記洋行の旧倉庫はガジュマルの木に飲み込まれた独特な景観になっています。観光のため、台南市役所が徳記洋行の旧倉庫を整備し、今は「安平樹屋」という景観スポットとして多くの観光客が訪れるようになりました。





 素晴らしい観光エリア「台南安平」は、グルメや古跡など深い歴史を感じさせる名所です。台湾の南部に来たら、ぜひ、観光のリストに入れて、足を運んでみてはいかがでしょうか。




参考:

1.安平古堡


2.徳記洋行

臺南市安平區古堡街108號


3.安平樹屋



(許可なく転載することを禁じます)




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