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台湾本土と異なる雰囲気が漂っている離島「金門」で遊ぶ

更新日:2024年8月13日



 

金門は、中国福建省のアモイからの距離がわずか2キロメートルしかない離島のスポットです。金門は主に、金門、小金門など12個の島で構成されています。人口は約6万6千人です。





 昔、中国の共産党軍と国民党軍が激しく戦争していた島「金門」は、今では貴重な戦争の遺跡が残っています。例えば、1962年に建てられた「翟山坑道」という花崗岩の水路坑道があります。42台の補給艦を停泊するために軍人の力で石を削った翟山坑道は三年の歳月をかけてできた軍事施設です。当時、戦争で重要な役割を果たしていた翟山坑道は、現在坑道に沿って遊歩道が設けられ、コンサートが行われています。





また、金門と言えば、「莒光樓」という戦地精神を象徴する建物です。三階建ての中国式宮殿みたいな莒光樓は、1952年に建てられた建物です。中には敵の共産党軍に勝った二つ有名な戦い「古寧頭大戦(1949年)」と「823砲戦(1958年)」が紹介され、貴重な戦争遺跡が展示されています。





莒光樓の三階から去年(2022年)10月に新しくできた「金門大橋」が見られます。長さ5.4キロメートルある金門大橋は、金門と小金門が繋がっている大橋です。金門大橋が開通以来、多くの観光客がわざわざここで訪れにくるので、もうすでに金門の新しいランドマークになっています。





人口は6000人しかない小金門では、近距離から中国福建省のアモイ沿海の景色が眺められます。またインスタンス写真のスポット「823砲戦の勝利記念門」も人気があります。





小金門に来たら、ご当地ならではの名産「たろ芋」と「軍用豚肉缶詰め」を料理した「芋恋肉」や「牡蠣素麺」を、ぜひ食べてみてください。その他、古寧頭大戦の時に(1949年)敵の共産党軍に占領され、戦争の指令所としての「北山指令所」の外壁に残ったままの弾痕をみたら、想像以上の怖さでびっくりするでしょう。





金門では戦地の遺跡のほか、中国福建省の閔南式の建築集落と異国風の洋式建物も一見の価値があります。清の時代に移民が開放されたので、多くの金門人が東南アジアや日本、香港などの国へ出稼ぎに行きました。その後、外国で創業を成功した企業家らは、故郷の金門に戻ってから立派な建物や学校を建てるようになりました。特に「18軒厝」という閔南式の建築集落と「陳景蘭洋楼」という異国風の洋式建物を見逃さないでください。





お土産なら、私がおすすめしたいのは「金門三大のお土産」と呼ばれている「高梁酒、お菓子の貢糖、ナイフ」です。「高梁酒」は高梁という穀物から作られた蒸留酒であり、自然な甘みが感じられて飲みやすいです。「貢糖」は地元のピーナッツで作られたお菓子です。サクサクとした口当たりの食感でお茶にぴったりです。また戦争で残った砲弾から作られた「金門ナイフ」も人気があります。






「金門」のアクセスは台北や台中、高雄から飛行機で一時間ほどで行けます。しかし、春の時には霧で欠航することが多いです。ですから、旅のベストシーズンは秋です。


近年、金門県政府は金門の観光を促進するため、「台湾好行」という観光バスを出し、六つの観光線路が設けられています。ぜひご利用ください。



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台湾本土と異なる雰囲気が漂っている離島「金門」には、ホテルや民宿がたくさんあります。時間が許すなら、二、三日泊まって、金門独特な戦地跡地を観光してみてはいかがでしょうか。





(許可なく転載することを禁じます)



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