大鵬湾国家風景区は、台湾南部の屛東県にあり、新幹線の終点駅「左営駅」で東港への台湾好行というバスに乗り換え、約70分で行けます。或は高雄からレンタル車で88快速道路を経由して30分ほどで着けます。
大鵬湾国家風景区は、主に「東港」と「林辺」の二つの県がつながている台湾で最も大きい潟湖「大鵬湾」と離島のサンゴ礁島「小琉球」が含まれています。豊かな自然の景色と生態のほか、宗教文化、新鮮な海の幸で毎年多くの観光客が訪れています。
敷地が広いので、ここに来たら、まずサービスセンターへ園区の旅行ガイドを取りに行ってもらいたいです。また、サービスセンターの前にある日本の芸術家 福田繁雄氏によって創作された「マグロの彫刻」は、頭の部位から「鮪」の漢字が見えるので、独特な視覚芸術品として大人気です。
最も有名なのは、大鵬湾の湾口の両側が繋がった大橋「大鵬湾跨海大橋」です。17億元をかけて建設されたこの大橋の一番の見所は、橋梁が開閉し、開いている際には、大きな船やヨットも通るところが見られます。橋梁のオープンの日は毎週土日と祝日になります。オープン時間は季節によって異なり、夏は午後5時から、冬は午後4時半からが一般的です。夜は、一時間ごとにここで行われる「ライトショー」も見る価値があります。
疲れた時、浜湾マリンでコーヒーを飲みながら少し休みましょう。ここでSNS写真を撮るのはもちろん、ヤシの木の下で座って、素敵な海と空を見るだけでも楽しめます。また、ここでヨットやカヌーなど海上活動が堪能できます。
初めてここに訪れた人に私のおすすめは、まず浜湾マリンで遊覧船(一人で250元)に乗ることです。大鵬湾の自然絶景を堪能してから、大鵬湾の湾口へ夕日が沈むのを満喫しながら、橋梁の開閉を楽しんでみてはいかがでしょうか。
時間が許すなら、浜湾マリンに位置する「東津ドーム」という乗り場に行ってください。フェリーで台湾唯一のサンゴ礁島「小琉球」へ行くと、多様な自然の景色が堪能できるので最高の気分が味わえます。
また、東港に来たら、「華僑市場」という観光魚市場にある海鮮料理とご当地のグルメを絶対食べなければならないです。例えば、カジキマグロのすり身に卵を入れて油で揚げた「旗魚黑輪」や、もち米で作られた二層のお菓子「双糕潤」ほか、多めに入れられた桜えびで炒めた「桜えびチャーハン」などのグルメは一度食べたらはまりますよ。
さらに、東港には「東隆宮」という道教の廟が三年一度八日間かけて行われる重要なイベントがあります。その「王船という船を燃やす祭り」も訪れる価値があります。
大鵬湾国家風景区の敷地が広いので、私のおすすめは、レンタル自転車或はスクーターで回って遊んでください。また、ここに民宿があるので、二、三日泊まって、のんびり過ごしてみるのもいいでしょう。
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