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台湾の煙草の葉の歴史に触れられるスポット「屏菸1936文化基地」






 屏菸1936文化基地」は、1936年に台湾南部の屏東に建てられた煙草の葉の加工場でした。





台湾の煙草の葉の歴史と言えば、日本統治時代を遡ります。

その時、煙草の葉は「黄金農作物」と呼ばれていました。



第二次世界大戦以後、煙草の葉の加工場は国民政府が主導で経営を行ってきました。昔、屏東の煙草の葉の加工場の役割は「葉脈取り」と「燻蒸」二つの作業をしていました。ここで葉脈取りと燻蒸により出来上がった煙草の葉は、台湾各地の煙草製造所へ向けて運送したほか、日本や韓国などの国へ輸出しました。1960~1970年に屏東の煙草の葉の加工場が、台湾で最も大きい煙草の葉の加工場になりました。当時使われた倉庫が32もありました。





 2002年に台湾は「WTO」という国際貿易組織に加入したので、外国製の煙草は台湾へ輸入できるようになりました。しかし、政府だけではなく民間でも煙草を販売することができるようになったので、屏東の煙草の葉の加工場は閉場せざるを得なかった。





 東の煙草の葉の加工場は閉場されてしまったが、2017年にその建物は国の歴史建物に認定されています。その後、二年の歳月をかけ、当時使われた倉庫20が修復され、アートやAI技術が導入され、新なスポット「屏菸1936文化基地」となりました。去年(2022年)の開幕以来、多くの観光客が訪れるようになりました。





 敷地の面積は約4.2ヘクタールで広くないですが、一周りは約3時間がかかります。ここに来たら、私のおすすめは、まず一番人気がある「16番倉庫」へ移動してみてください。16番倉庫には「煙草の葉館」、「客家館」、「原住民館」三つのテーマ館があります。




 

三階の「原住民館」では、屏東に暮らしている「パイワン族」と「ルカイ族」という二つの原住民の服、織物、木の彫刻品、家屋など物が展示されています。また、台湾東部から屏東南部の「恒春、満州」などの地域に移住してきた「アミ族」という原住民の文化を見学することができます。





  屏東の北大武山(標高3092メートル)の奥山に暮らしている「パイワン族」と「ルカイ」という二つの原住民は、異なる言葉が話せますが、共通する文化を持っています。例えば、二つの民族とも先祖が「太陽」または「蛇」、「陶器」だという似たような説があります。その他、同じような「石板屋」という家屋に暮らし、「とんぼ玉」で作られた同じような飾り物を使い、同じような「手の入れ墨」をすることなど共通の文化があります。






ここで展示されている「パイワン族」の木の彫刻品には、よく見ると、「パイワン族の三つの宝」と呼ばれている「とんぼ玉、陶器、青銅刀」が見られます。(上図)「とんぼ玉」は縁起物です。「陶器」は先祖という意味があります。「青銅刀」は勇ましいというそれぞれに意味があります。



「ルカイ族」の木の彫刻品は、「鷹の羽、陶器、ユリ」三つの物が見られます。(下図)「鷹の羽」は身分が高い者「頭目」を代表するものです。「陶器」は先祖という意味があります。「ユリ」は女性なら処女と男性なら猟師という意味があります。





 三階の「原住民館」にある大きな看板に日本の有名なアニメ映画「千と千尋の神隠し」の言葉「名を奪われると、帰り道がわからなくなるんだよ」と書いてあります。何故かというと、それは原住民の名前変更に対する抗議行動があったからです。かつて、統治のため、国民政府が原住民の名から漢民族の名の改名を迫ったことがありました。原住民が何回かの抗議運動を通じて、やっと自身の原住民の名前を取り戻しました。ですから、彼らの歴史を知るとその言葉には重みがあります。





客家館は、屏東の客家文化を集めるテーマ館です。台湾南部の客家人は、漢民族の一種で、清の時代に中国から台湾南部にある「六堆」に移住してきました。彼らは、地元の人々と土地を守るため、「堆(デゥ)」という自衛隊ような民間組織を作りました。その時、高雄と屏東に暮らしていた客家人の集落が六つあるので、「六堆」と呼ばれていました。今でも、その「六堆」は、台湾南部の客家人集落の通称として使用されています。





  客家館では「八音」という客家人の独特で伝統的な音楽を体験することができます。「八音」は「嗩吶(チャルメラ)」など八種類の楽器を使って演奏する音楽です。その「八音」は、お祭り、披露宴などの際に使われています。客家館に来たら、ぜひ「八音」を体験してみてください。






  客家館内の「伯公文化」の紹介動画もおすすめします。客家人の集落には、至る所に「伯公」という神様を祀る廟があります。「伯公」は、地元の人々と土地を守る客家人の神様です。客家人の生活に欠かせない土地の神様「伯公」は、具体的な伯公の神像のほか、一株の木、一枚の赤い布、一つの石塊などの質素なものでも伯公として祀られています。なぜなら、それが質素倹約を重んじる客家人なりの土地を大切にする方法だからです。「伯公文化」に興味がある方は、ぜひ動画をご覧ください。






 「煙草の葉館」で一番人気がある所は、昔の工場設備とカラフルな光、パンク音楽を融合している「異次元世界」です。そんな珍しい異次元世界の体験は、ぜひ外さないでください。






 見学中にお腹が空いたら、敷地内にある唯一のアメリカ風のレストラン「大きな煙突ビストロ」をおすすめします。お洒落な内装や美味しい料理で、カップルにも家族にもびったりです。





屏菸1936文化基地は、台鉄屏東駅で1773番や8230番などのバスに乗り換え、屏東大学の民生学区で降り、徒歩三分で着けます。ここで毎週の土曜日に音楽祭りなどのイベントを開催します。昼も夜もゆったりと楽しめるスポット「屏菸1936文化基地」は、屏東に来たらぜひ足を運んで下さい。





時間が許すなら、レンタル自転車で12分ほどで行ける「半畝園」という中華料理店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。この店はメニューの選択肢が多くて、コスパもいいです。特に「小豆蓮根」、「ネギお餅」、「牛肉麺」などの定番料理は、食べる価値があります。半畝園はいつ行っても満席になりますので、事前の予約が必要です。






参考:

1. 屏菸1936文化基地

屏東菸廠路1號

定休日/月曜日

電話: 08-7210234


2. 半畝園

屏東市濟南街5號

定休日/月曜日

電話: 08-7656297

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