台鉄(台湾の鉄道)
台湾の鉄道は、清の時代に建設したのが始まりです。その時、基隆から台北経由、新竹までの地域を開通しました。その後、日本統治時代に建設を拡大し、基隆から台湾南部の高雄まで開通しました。それから、平渓、集集、阿里山の「森林鉄道」などの線路を建設しました。
第二次大戦後、国民政府が台北から花蓮までの「北廻線」と南部の枋寮から台東までの「南廻線」を開通しました。ようやく台湾全土を一周できる鉄道網が完成しました。
台湾の鉄道は、日本と同じ安全で便利です。台湾の鉄道で観光する場合は、阿里山森林鉄道をおすすめします。この鉄道は昔、木材を運ぶことに利用されていましたが、現在は観光列車として多くの観光客が魅了されています。また昔、森林鉄道の中継点である奮起湖という駅の有名な駅弁と愛玉というゼリーを食べるのを外さないでください。
さらに、阿里山には鄒族(ツォウ族)という原住民の集落がありますから、ここで鄒族の料理が味わえます。そして、毎年の10月に行われる「命の豆」という祭りも訪れる価値があります。
2021年台北にある「旧台湾総督府」の建物を活用し、整備した「国立台湾博物館鉄道部園区」がオープンしました。ここで、実物の車両が展示される他、鉄道に関係がある歴史、映画、食事、イベントなどが見学できます。鉄道ファンは台北に来たら、ぜひ足を運んでください。
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