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何度訪れても飽きない台湾絶景「タロコ国家公園」

更新日:8月13日


 外国人にとって、台湾に来たら絶対逃せないスポットと言えば、タロコ国家公園でしょう。




タロコ国家公園は、太平洋と中央山脈の中間に位置し、台湾東海岸の花蓮県にあります。敷地内には中横公路が建設されています。中横公路は1960年に開通された公路です。その公路は中央山脈を貫き、台湾東部(タロコ)と台湾西部(台中東勢)を繋げる公路です。





タロコ国家公園で中横公路に沿って、雄大な山、大理石峽谷、美しい渓流、断崖などの自然絶景が楽しめます。そのほか、花蓮の海岸線に沿って壮大な断崖風景と太平洋の美しさが堪能できます。ですから、一年を通して観光客が絶えません。


 タロコ国家公園は、昔、「タロコ国立公園」と呼ばれ、日本統治時代に開発されたスポットです。敷地内にはいくつかのスポットと古道があります。例えば、砂卡噹歩道、錐麓古道、長春祠、布洛湾吊橋、燕子口、九曲洞、天祥、清水断崖などの見所は、迫力満点でどれも訪れる価値があります。





 「卡噹歩道」は、日本統治時代に太魯閣発電所のため、建てられた歩道です。全長は4.1キロメートルで、所要時間は約二時間半です。歩道に沿ってきれいな渓流や岩、峡谷、森林などの風景が楽しめます。

 

台湾人に「一生で絶対訪れたいスポット」と評価される「錐麓古道」は、日本統治時代に建設された古道です。砂卡噹歩道の向こうにある錐麓古道は長さ3キロほどで短いですが、一番人気があるスポットです。なぜかというと、迫力満点の錐麓大断崖に沿った古道の広さは、1.5メートルしかないところもあり、今にも底に落ちてしまいそうです。心臓が悪い人や妊娠中の人にはお勧めできません。錐麓古道に興味がある方は、二か月前にタロコ国家公園のネットで登録してください。入園料は200元で当日お支払いください。






長春祠」は、中横公路を建設したことで命を落とした「栄民」という定年した軍人などの人を祀るお寺です。観光客はあまり行かないですが、長春祠の向こうから長春祠と迫力がある滝が眺められます。




 

「布洛湾」も訪れてみる価値があります。ここに布洛湾吊橋と原住民展示館などの見所があるからです。布洛湾吊橋は「山月吊橋」とも呼ばれ、長さ196メートル、広さ2.5メートルで、車いすもベビーカーも簡単に入れられます。布洛湾吊橋で太魯閣ならではの自然絶景に囲まれ、最高の気分が味わえます。原住民展示館で太魯閣という原住民の服、家屋、織り布などの原住民文化を体験することができます。太魯閣にきたら、ぜひここへ移動してもらいたいです。





燕子口」というスポットは、燕が天然の岩の穴を巣にしているので、「燕子口」と呼ばれています。特に春から夏にかけてたくさんの燕がここへ飛んできます。大量の燕が飛ぶ姿をたっぷり見られるので、その壮観な景色を見に多くの観光客が訪れています。





  燕子口の突き当りに「靳珩公園」があります。靳珩公園は中横公路を建設した時、命を落とした段長「靳珩氏」を記念するため、建てられた公園です。靳珩公園の向かいにある大理石峽谷では、部族の長の意味である「酋長」ような形をした奇岩が見られます。また、公園には、カフェ屋さんが設けられています。ここならではの「桃コーヒー」をおすすめします。見た目は普通ですが、一口を飲むと桃の甘味とコーヒーの苦みのバランスが絶妙です。ぜひ、飲んでみてください。




 

短いトンネルが連続する「九曲洞」は、タロコ国家公園の定番の見所です。長さ700メートルほどの歩道に沿って、大理石峽谷、滝、渓流など素晴らしい景色が眺められます。ここで鯉のような形をした奇岩が見られますから、見逃さないでください。 






旅の途中でお腹が空いたら、「天祥」で山の幸や原住民のグルメを満喫してみてはいかがでしょうか。原住民風の「ソセージ」、竹に米やイノシシ肉、シイタケなどの具を入れて蒸した「竹筒飯」、新鮮なタケノコと高菜を煮込んだスープ「酸菜竹筍湯」など原住民のグルメをぜひ食べてみてください。






天祥の近くにある白楊歩道に沿って行くと見えてくる突き当たりの「水濂洞(スエレンドン)」というスポットも人気があります。神秘的な水濂洞は、昔電力会社がここで電線を設置したとき、不注意で大理石の岩が破壊され、岩の隙間からたくさんの水が流れ出てしまいました。その水は今でも流れています。洞窟内は真っ黒で、水も冷たいので、照明器具、レインコートやスリッパをご持参ください。


  タロコ国家公園の魅力は、山だけでなく、海にも溢れています。何万年もの地層運動と海蝕で、海に臨む清水断崖の絶壁は五キロにも及び、高さも800メートルほどです。ここで壮大な景色と太平洋の美しさが堪能できるので、多くの観光客が魅了されています。





 敷地は広いので、私のおすすめは、「台湾好行」という観光バスの二日乗車券を買って、タロコ国家公園の絶景をゆったりと楽しんでもらいたいです。また、天気などの原因で、敷地内のスポットが閉められるかもしれません。





台湾を代表するスポット「タロコ国家公園」は、何回訪れても新しい発見と感動があります。台湾に来たら、ぜひ足を運んで下さい。





参考:

1.タロコ国家公園

花蓮縣秀林鄉富世村富世291號

電話 : 03-862-1100 ~ 6


2.台湾好行




(許可なく転載することを禁じます)





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(しばらく開放中止になります)






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