台湾は1895年からの半世紀、日本の統治下にありました。ですから、台湾では台湾と日本の歴史に触れられる見所がたくさんあります。
今回は「龍門閉鎖陣地」をご紹介いたします。
「龍門閉鎖陣地」は台湾離島のポンフー湖西郷の南東部に位置し、龍門港の「裡正角」というビーチに面するスポットです。このスポットは主に外部の公園と内部の「龍門坑道」という地下基地に分けられています。
「龍門坑道」は、かつて日本統治時代に建設された軍事用の地下基地です。全長は705メートルで、幅は約80センチメートルで、高さは2メートルです。収容人数は約150人です。
民国政府に入ると、この地下の坑道は「裡正角地下指揮所」と呼ばれていました。当時、民国政府の大統領「蒋介石」がここを視察し、この軍事拠点の施設を強化するという指示がありました。ですから、弾薬庫、砲弾用のトーチカ、レーダーステーションや台所などの施設が増築されました。
その後、軍隊の撤退に従って、民国政府の国防省は龍門坑道の使用権をポンフー県政府に移転しました。戦地遺跡のスポットとして、ポンフー県政府は四年間をかけて整備し、2020年に一般の方に開放しています。
現在、外部の公園は無料で開放されています。龍門坑道は一人50元で見学することができます。見学の場合は事前にネットで申請すればいいです。
今年(2023年)コロナの感染拡大は落ち着いてきたので、多くの観光客がこの神秘的な戦地遺跡「龍門坑道」に訪れています。そして、ここに訪れた日本人の観光客も少なくないそうです。
坑道内には、当時使ったピストルや砲弾などの軍事施設が体験できます。一番の見所は、形が鐘乳石に似ている「消音板」です。消音板は敵軍に何も聞かせない作用があります。一回りは40分程で短いですが、100年以上の歴史がある戦地遺跡として、ぜひ訪れてみてください。
龍門坑道だけでなく、外部の公園も人気があります。特にステンレス製の「龍門閉鎖陣地」という大きな赤い文字はランドマークになっています。
現在、サービスセンターで無料でピストルと写真が撮れます。又は「裡正角」というビーチに沿って建てられた「恋人橋」で海や青空を織りなす絶景が一望できます。
裡正角ビーチには、1895年に日本軍隊が澎湖を上陸した記念碑があります。この記念碑は、「明治二十八年混成之隊上陸紀念碑」と呼ばれ、花崗岩で建てられています。ここに来たら、見逃さないでください。
アクセスは、馬公ターミナルで緑31番の龍門線と緑32番の尖山線二本のバスで行くことができます。また、予約は必要な台湾好行という観光バスでも着けます。
そのほか、海の塩度が高いポンフーで捕獲された海の幸はすごく美味しいので食べる価値があります。ここで龍門閉鎖陣地の近くにある「龍門海鮮」というレストランをおすすめします。このレストランは歴史が約50年があり、オーナーさんは三代目です。内装は素朴ですが、新鮮な海の幸で作られた料理は、常連客にも観光客にも高く評価されています。道がわからないなら、Googleで検索すれば出てきますよ。
参考:
1.龍門閉鎖陣地
龍門坑道見学(予約.要)
4月~9月(定休日〳水曜日)
10月~3月(定休日〳月曜日.水曜日
.金曜日)
2.台湾好行観光バス
媽宮湖西線:(予約.要)
火曜日、木曜日、土曜日のみ運行
3.龍門海鮮
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